こんにちは!ビーバー@ゲーム業界歴約20年python勉強中 です。maya python初心者の方のために、カンタン・わかりやすい解説サイトを作っています。
そもそもGUIを作る方法として、どんな手段があるの?とお探しの方!こちらの記事にまとめてみました。
この記事を贈るみなさまはこんな人!
- maya python初心者のかた。特にGUI作成中!の人
- maya pythonの cmdsでGUIを作ってみたけど、もうちょとカッコよくしたい人
- GUI作成方法を調べてみたけど、QtとかPySideとか初めて聞く言葉ばっかで、
ぜんぜんわからん、という人
この記事を読んでいただければ、
・GUIを作成するには、いくつかの方法があることがわかる
・それぞれのメリット、デメリットがわかる
ので、
・今の自分にあった方法を選ぶことができる
ようになると思います。皆さんの役に立つ情報をまとめていきますよ~!
それではさっそくGO☆
※当サイトで紹介する商品は、アフィリエイトプログラムを利用しています。
maya pythonでGUIを作る3つの方法
maya pythonでGUIを作る方法は、大きく3つあります
- maya.cmds
- Qt
- Pyside
それぞれ解説していきます!
maya.cmds
mayaのpythonコマンドだけでGUIを作る方法。
基本的なGUIの作成方法は、こちらに書いているので見てくださいね☆
メリット
- 初心者でも、maya helpのスクリプトリファレンスを読みながらGUI作っていくことができる
デメリット
- maya上のみに存在するpythonコマンドで作成するため、maya上でしか動作しない
Qt(キュート)
Qtとは、プログラマ向けのアプリケーション開発環境で、
アプリケーション全体を開発することができるライブラリ群を提供しています。
「mayaの内部の機能ではなくて、外部ライブラリであるQtを使おう!
その中でもGUIを作るライブラリを、mayaのGUI作成に活かしちゃおう!」という方法です。
Qt(キュート)の特徴をあげます。
- プログラム言語の「C++」で開発されており、コミュニティーにより
多言語に対応されています。https://www.qt.io/ja-jp/ - mayaと同じくバージョンが存在します。最新はQt.6系のようです。
- Qt DesignerというGUIを作るためのGUI(!)が用意されています。
Qt Designer
メリット
- 作ったGUIは、ほかのアプリケーションから使うこともできる
- Qt Designerを使うと、GUIを直観的にデザインすることができる
デメリット
- mayaヘルプに関連ドキュメントが少ない
- Qtの知識、pythonの知識、そしてQtとmaya間をつなげる知識が必要
必要となる知識が多いため、ハードルが高い - 別途ダウンロード&インストールが必要
https://build-system.fman.io/qt-designer-download
(maya2020.1 より前verであれば、mayaに同梱されています) - Qt Designerの操作を覚える必要がある
Pyside(Qt for Python)
Pysideとは、「Qt」をpythonから利用できるようにしたものです。
mayaでは、主にGUIを構築するためのライブラリとして利用されています。
(Autodeskが公式にサポートしています)
pysideで作ったGUIもQtと同じく、様々なアプリケーションから使うことができます。
Pysideは、Mayaに含まれており、maya本体のインストールで使うことができます。
maya help
メリット
- 作ったGUIは、ほかのアプリケーションから使うこともできる
- mayaに同梱されているので、インポートするだけで利用可能
デメリット
- mayaヘルプに関連ドキュメントが少ない
- PySide、pythonの知識が必要
まとめ
本日は、GUIを作る3つの方法をご紹介しました!
それぞれの特徴を簡単にまとめます。
maya.cmds
Qt
プログラマ向けのアプリケーション開発環境。
Pyside
maya同梱のGUIを構築するためのライブラリ。(Qtのpython版)
GUIを作る3つの方法、それぞれの特徴は以上でした!
初心者にはどれも難しいじゃないかーー‼(泣)
cmdsくらいしか使えん!!
高機能なものほど、覚えることも多いよね。。。
この内容から、初心者にまずオススメしたいのは、maya.cmdsでのGUI作成です。
本サイトでも基本的なGUI作成方法を紹介しているので、ぜひ読んでみてください☆
ちなみにpython初心者である 私ビーバーも、
GUIの学習をしたくてネットや書籍を探し回っているのが、
本職のテクニカルアーティスト向け?のような難しい内容が多かったり、情報が断片的で
思うように学習が進みません、、、
ということで、自ら地雷を踏むべくさらなる体当たりで学習を進め、
結果、一番効率が良かった方法を皆さんに紹介していきたいと考えています!
どうぞお楽しみに~☆
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